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Consideration of an office worker living in Tokyo

リッツカールトン 大阪と京都の違いは何か

ホテル
7月の週末に駆け足で二つのリッツカールトンに行ってみた。泊まってみた、と言いたいところであるが、直前予約でリッツ2泊は一介のリーマンには難しい。というわけでラウンジで喫茶しつつ、ふらりとエントランスラウンジ周りと外構を回ってみた。
 
大阪のリッツカールトン(1997年5月)は15年ほど前に一度泊まったことがあるのだが、自分の過去のホテル体験のなかでは不動のTOPだ。そんなわけで泊まりたかったのは山々なのだが、衝動を抑えつつ、廉価版のビジネスホテルに宿をとった。そちらはそちらで現在の設計企画の参考ということで意味はあったのだが。。
でもって、大阪のリッツ。
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いいなー、やっぱり。日本初リッツということもあり力の入れ方が違うのと同時に、ヨーロピアンスタンダード、もといクラシックの王道を行くインテリアに圧倒される。なかなかこのレベルのインテリアを体験できない。そしてなによりいいのは、その照明の暗さである。とにかく光の抑制が効いている。日本のように明る過ぎないのだ。ただ大阪の梅田という立地であることから、便がいいためにとにかく人が多いのが気になった。ホテルとしては願ったいかなったりだろうが、品格を落とさずにさばくのに苦労しそうだ。
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京都のリッツカールトン(2014年2月)。
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3年目ということだが、素晴らしいの一言に尽きる。ジャパニーズモダンを京都風にきっちりアレンジしつつ、オリエンタルなイメージや西洋のモティーフをミックスした、とても抑制の効いたインテリアだった。こりゃぁ、外人に受けるはずだ。価格設定が飛び抜けているが、海外の富裕層からみればまあまあの設定で、日本人から見るとぶっ飛んでいるというラインなので、日本人がとにかく少ないのだ。シンガポールなどに比べるとそれほどでもない。つまりこれがワールドスタンダードだということだ。
ホスピタリティーも素晴らしい。ラウンジでもイタヅラに待たされることはなく、ちょっとした間があいて不機嫌な思いをすることもない。
外構も素晴らしい。ホテルフジタ京都の跡地であることを最大限利用し、水景の滝石をメンテナンスして積み直している。決して広くはない敷地を使い切って巧みに演出している手法はとても参考になった。もっとも上階の部屋からは鴨川が一望できるという特等席なだけに、なかが居心地良すぎて、外に出なくなってしまうのではないかと余計な心配をしてしまう。
大阪の洋と京都の和モダン。大阪はどっぷり洋風に浸かり、京都は和風=京風の現代版回答の探求といったところか。いずれにせよ星野屋の和風とは一線を画しているのは確かだ。
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外人から見れば、日本の高級ホテルはズバリ「安い」。
まだまだ進出ラッシュは続くことになるが、この二ホテルはいづれにせよ勝ち組だ。
 
リッツは大阪とシンガポール以外はまだ泊まったことがない。個人的には高嶺の花だ。
嗚呼、いつかは泊まってみたい。