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Consideration of an office worker living in Tokyo

真田丸の地元上田と軽井沢の中間 小諸市のはりこし亭で信州の和懐石をいただく

信州上田。ちゃんと見るのは今回が初めてだ。

上田城別所温泉。いいなあ、信州。

で、お題のはりこし亭は、帰路の途中、小諸市にある民家を改造したレストランだ。

大人数だったんで、懐石ランチ一択だったが、スタートはこんな感じだ。

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でもって締めはやはり、小諸そば

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信州そばの特徴はウィキによれば現在の細麺タイプのそばの元祖とされる。そばの栽培に高地が適していた、のも理由の一つかもしれない。

それまでは蕎麦がきやすいとんとして食されていたという。たしかに、長野、岐阜には、ほうとう、があるし、東北にも、私の郷里の岩手だと”そばはっと”や”ひっつみ”がある。とにかく地方別にいろんな呼び方があるが、要するに練ったものをちぎって鍋に入れた物だ。ほうとう、は2”太いうどん”だがちぎり団子からうどんに変化する過程のものと言えなくもない。

今の蕎麦が広まったのも江戸中期以降というから、結構最近の話なのだ。もっと古いのかと思った。ただ、ウィキってみてもこれといった特徴無く、強いて言えば精製時のそば殻の残った田舎蕎麦と言ったところだろうか。だとすれば似たような田舎蕎麦は数知れず、となるが、結局地元のそば粉を用いた殻残しの田舎蕎麦といったところだろう。

 

でも昨今、石臼(うす)挽きのほうが少数派なので、更科みたいに真っ白なそばも信州そばとして店頭に並んでいたりする。品質表示上は30%以上そば粉が含まれていれば「そば」を名乗れるので、ほとんどの乾麺は3割そばだ。ちょっとそば粉を増やしていてもぜいぜい4割が相場。立ち食いでそばを”売り”にしているチェーンもほとんどが4割だ。5割はちらほら程度。

 

ただし、立ち食いはそば粉の割合に規制がないので、そばの色や風味をつけた”紛い物”もあり注意が必要。ちなみに聞いたことのある大手チェーンはほとんどが3割から4割なので安心していい。

とまあ、話を信州に戻せば、手打ちそばをお店で出している懐石店なので、もちろん、美味しい信州ぞばをいただきました。こちらはそば粉がとろとろで美味しいので、そば湯飲みをいただくとそばの風味を味わえます。なもんでそば湯割なんか最高です。

 

小諸の小高い丘の中腹なので、車じゃないといけないですが、だからこそ知っている人だけで埋め尽くされる良店。お勧めします。