リノベーション|善光寺 藤屋御本棟 FUJIYA GOHONJIN
だってこれ、すごくないですか?
で、エントランスホールはこんな感じ。
いいですよね、これ。
で、バーにはいるとこんな感じでした。
う~む。これは善光寺のイメージがガラポンだ。調度品一つ一つが放つオーラが最近のものではない。いや、これはちょっと只者ではないぞ。と、ウエイターさんに聞くと、小冊子をもらうことができた。ふむふむ。
資料&wikiによると、元は善光寺宿の本陣だったという。加賀藩前田家の常宿だったらしい。なお本陣を本棟と表記しているとのこと。現在の建物は1925年大正13年に道路拡幅に合わせ、耐火建築物として改築された。ということは築91年を数える。国の有形文化財というのも納得だ。現在のレストランウエディングへの転換は2006年からだ。最初はホテルかと勘違いしたのだが、何のことはない、もともとホテルだったからなのだ。
バスを待つあいだこちらのバーで自家製レモネードを頂き、初夏の暑さをしのぎました。ドリンクのお値段も数百円と良心的。善光寺で暑さ凌ぎならここに決まりかな。
初善光寺ということもありインパクトが大きかった〜。参道の宿坊も立派だったし。様々な自治体が手入れの行き届いた宿坊を構えている。掃除の加減に京都と同じような管理者の気合を感じる。初夏ということもあり、新緑と咲き始めのツツジのコンビネーションも素晴らしい。修学旅行生も多く見かけたので、近畿圏ではおなじみなのでしょうか。東北出身の僕としては北海道や京都奈良に行ってしまうことが多いのだが、まだまだ日本を知らないなと感じ入ってしまう。
いや、善光寺のご本尊を巡って諸大名がしのぎを削った理由の一片をかいま見たような気がした。石畳一つとっても、歴史の重みが全然違う。一体いつ切り出した石なのかと、しげしげと見入ってしまうのだ。
新幹線を降りたら善光寺口を目指す。長野駅からは少し距離があるので、バスで近くまでくるのがオススメ。
一見していただけると、少なくとも長野駅=善光寺の街だということを知ることができる、というよりも、善光寺を知らずに長野市のことは語れないというべきだろう。逆に危なかった。ここを知らずに長野市圏内の建築企画はあり得なかったので。まじで仕事にも響く失態を演じる羽目になりかけた。この辺の、不動産事業企画と現地調査の関係に関しては、別の機会で話すこともあると思うので、今回はこれで筆をおきます。